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建設業界では様々な課題を乗り越えていく為に『DX化』が注目を集めています。近年多くのビジネスでDX化が必要であると考えられており、現在はデジタル技術が少しずつ建設業にも取り入れられています。
実際にどのようなものが取り入れられているのか、ご存知でしょうか?今回はDX化することで建設業にどのようなメリットがあるのかをご紹介します。
現在の建設業では、人手不足が大きな問題となっています。現場での作業員が足りない中、少人数で多くの仕事をこなしていかなければならないのは大変です。
しかし、DX化を行えば建設機材のロボット化や機械をシステム化することで、作業員の負担を大きく減らすことができます。
これまで大人数での作業を必要としていた現場でも少数でこなすことができれば、早く他の案件に取りかかれるようになります。
その事で従来より多くの仕事を引き受けることができるので、ひいては売上アップに繋がります。ぜひ導入したい要素であると言えるでしょう。
建設業の現場では、複数の案件が同時に動いていることが多く、新しい情報を伝えたい時、連絡に手間や時間がかかってしまいます。
DX化によりスマホやタブレットでシステムを利用することで、管理者から伝達するだけでなく、現場の作業員が各自で携帯している端末から確認しつつ作業を行うことができるでしょう。
これにより伝達時間の短縮や作業効率も大幅に向上し、連絡ミスもなくなります。建設業のDX化の中でも代表的な一例と言えるでしょう。
用意された図面を手に、いざ現場へ行ってみると作業場所や構造がよく分からないというような経験はないでしょうか?
3Dモデルを利用することで、今まで分かりにくかった図面や設備の構造、修繕箇所を誰でも理解しやすくなります。
3Dモデルであればより正確な情報を手にできるので、作業計画も立てやすくなるでしょう。特に経験の浅い若手や新人の作業員にも伝わりやすいというところが注目されています。
先程は3Dモデルでしたが、近年ではAI技術を導入する企業も増加傾向にあります。AI技術を導入すればデータに基づいた作業方法などを分析することで、若手や新人の作業員への技術継承をスムーズに行うことができます。
従来のやり方では、指導員となる方のスキルや経験によって、後輩のスキルアップの加減は変化してしまう問題点がありましたが、AI技術によりデータからマニュアル化できるので画一したスキルを継承させることができます。
また各々の端末からいつでも作業方法を確認できるシステムを取り入れれば、より良い効果が期待できるでしょう。
請求書や申請書、回覧の必要がある書類など、多くの書類で机が溢れてしまってはいませんか?
このような状況の場合、大切な書類を紛失してしまったり、どこにしまってあるのか分からず、探すのに大変な手間がかかってしまうこともあるでしょう。
そんな時に検討したいのが『ワークフローシステム』です。このシステムによってペーパーレス化が進めば、膨大な書類も管理しやすく、紛失の危険性を格段に下げることができるでしょう。
また各企業や作業員に渡す必要があるものでも瞬時に送信することができます。紙を使わなくなることでコストの削減にもなりますので、長期的に見るほど大きな効果を期待することができるでしょう。
いかがでしたでしょうか?今回は建設業に特化した目線でDX化のメリットを5つご紹介させて頂きました。
現在、多くの企業がDX化を行なっている中、乗り遅れてしまえば時代に取り残されてしまうかもしれません。
DX化をすることができれば人員不足の環境であっても、作業効率を上げながら生産性を高めることが可能です。つまり売上にも直接的に影響が出る重要なことであると言えるでしょう。
今の時代、DX化は必要不可欠な課題です。国の補助金制度も各種ありますので、ぜひ一度検討してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。