IT技術の導入が徐々に建設業界にも普及しており、新たな働き方が求められる時代になってきました。多くの課題を乗り越える為にもIT技術は必要不可欠なものとなっています。導入することによって様々なコストの削減や作業効率を大幅に向上させることが可能です。実際にどのようにして作業効率を上げることができるのか、IT技術を推奨できる理由と一緒に見てみましょう。

1・IT技術の導入で業務効率化できる作業

IT技術を導入すれば以下のような作業の効率を大幅に向上させることが可能です。実際にどのような作業があるのか見てみましょう。

①各書類の整理や管理作業

仕事をする上で必要となる書類や資料は膨大な量となってしまうことが多く、人の手で内容毎に整理したり管理するには時間もかかってしまいますし、抜けや忘れといったヒューマンエラーが発生してしまいます。IT技術を導入すれば全てデータ上で管理することができ、情報も確認しやすくなります。書類管理で人手を取られてしまうことがなくなるので、作業全体の効率を上げることができます。書類に使う用紙やインク代も必要ない為、コストの削減にも繋がります。

②作業指示などの各情報伝達作業

作業指示や変更点などを伝達するにも直接図面や資料をデータとして各現場へ送信することができる為、現場へ移動する必要がありません。またデータ上に必要な情報をまとめておけば作業員も、判断に迷った時にすぐ確認することができる為、作業スピードが速くなります。新入社員や若手社員も図面や資料を確認しながら作業をすることができるので、経験がなくても作業しやすく、人材育成にも大きく貢献することができるでしょう。この他にも経理や営業などの進捗状況も必要な部分をデータで共有できるようになります。

③作業状況の確認作業

IT技術では現在の作業状況を見える化し、常に進捗状況を確認することが可能になります。これにより人員が不足している現場には応援を向かわせたり、次の工程までの時間管理やスケジュール管理を容易に行うことができます。事前準備や対策を取ることができるので無駄のない作業をすることができるでしょう。勤怠管理や体調管理、取引先との営業記録なども残すことができます。全てリアルタイムで確認することができるので、とても便利な機能の1つとなっています。

2・なぜ今まで導入されていなかったのか

多くのメリットを持つIT技術ですが、なぜもっと早く建設業界に普及されてこなかったのでしょうか？それは建設業ならではの働き方に理由があります。建設業では1つの現場を複数の企業が共同で引き受けることが多く、まだIT技術を導入していない企業と連携して仕事をするには、これまでと同じような手段で作業をしなければならないからです。他業種でIT技術が導入され始めた当初はまだ利用者も少なく、メリットがあまりないものと考えられていたと言われています。これにより他業種と比較しても建設業は遅れをとってしまっていたのです。

3・IT技術を導入しなければどうなる？

近年ではIT技術が持つ作業効率化のメリットに注目して、建設業界でも多くの企業が導入を始めています。そう遠くない内にIT技術は当たり前の存在に変わるでしょう。そんな時、アナログな手法を取っているとどうなるでしょうか？これから先、IT技術がメインになると一緒に仕事をするのは少し難しいと判断されかねません。こうした事態を避ける為にもIT技術は必然の対策となってくるでしょう。

4・作業効率化以外の効果

IT技術は作業効率化だけでなく、その他にも大きな効果を発揮することができます。例えば、技術継承や人材育成についても作業内容や過去の記録をデータ上にまとめることができるので、スムーズにスキルを身につけることができるようになります。また、コストの削減に繋がるだけでなく、図面や資料といった携帯品も必要なくなる為、雨天時に図面が濡れてしまったりということも無くなるでしょう。この他にも多くのメリットがあり、作業効率と共に作業環境も大きく向上させることが可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか？今後ますますIT技術の導入は促進され、建設業界に取って必要不可欠なものとなっていくでしょう。作業効率を上げることができれば少ない人数でも生産性を高めることができます。IT技術の可能性は大きく、これからの時代を乗り越えていく武器となるでしょう。弊社では様々なシステム開発やアプリ開発を行っております。企業様のご要望に沿えるようサポートもしております。どうぞお気軽にお問い合わせください。

最後までご覧いただきありがとうございました。