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出面とは「でづら」「でめん」と読み、従業員の出勤日数や日当などを意味しています。
建設現場に出入りする人の「だれがいつ現場に入り、いつ出ていったか」作業日数を管理することを【出面管理】といいます。建設現場ではさまざまな業者が出入りし多くの従業員が関わっていますので予定通りに業務に従事しているか、把握する必要があります。
そして出面管理は作業日数を管理するだけではありません。
例えば、下請け業者が10:00〜17:00の間5人で作業する契約をしたときに、きちんと作業開始時間に現場に入っているのか?残業があるのかを確認できます。
どのような作業でいくら支払えばよいのか、出面管理の情報から算出することもあります。
労働時間が長すぎないか、無駄な作業が行われていないかを確認でき業務内容が調整できる点では業務改善にも繋がるのではないでしょうか?
次に、無災害記録を作成する際にも出面管理が活用され安全管理にも役立っています。
業務上の事故や災害が発生していない状態がどれだけ続いているのか「無災害記録」をつけて会社に報告する作業が必要なのです。
また、現場によっては新人に出面管理を任せることがあります。最初は業務内容や職人の名前など分からない事だらけですので、出面管理を任せることで、現場の業務量や工期を照らし合わせ感覚をつかむことが出来ると考えられているからです。
もともと出面の管理は用紙を用いて行っていました。1枚1枚手書きで用紙に記入し、ファイリングして保管するという流れです。
人の手による作業なので書き間違えが起こったり、修正する手間が発生してしまいます。また、用紙を使って管理している為コストや保管場所も考えなくてはなりません。ファイリングする手間と時間とコストがかかっており理想的な管理方法ではないと思われます。
一部では、ICカードを作業員に持たせ、現場に設置したカードリーダーで読み込ませ入退場を管理する方法を取り入れる企業もあります。手入力での作業が減り、ICカードに個人情報を紐づけることで不正を防ぐことができます。
しかし、ICカードというモノを渡すので紛失するリスクが生まれます。また、複数の協力会社が集まる現場ではICカードの配布や管理にも手間がかかってしまうという管理上の課題もありなかなか進んでいないのが現状です。
現在、システムを使って出面管理を行う企業が増えてきています。
スマートフォンやタブレットから入力し保存するだけでなく現場ごとの情報も記録保管されています。1枚ずつ手書きで記入する必要もなく修正するのも簡単ですし、事務所に帰らず現場で入力できるので移動時間をカットでき担当者の直行直帰が可能になるでしょう。
システムによっては勤怠管理も付いていますので、経理担当はリアルタイムで勤務実績も正確に把握でき予算を超過するリスクを防ぎます。過去の情報を検索することもできるので業務効率を図ることもできるでしょう。
作業員の出退勤管理や現場の案件管理、さらにはコミュニケーションツールとしてチャット機能も搭載されています。どなたでも簡単に操作できるよう開発されたので難しいマニュアルは必要ありません。
「業務効率化したいけど、何から手を付けていいかわからない。」
「システムに慣れていないので使いこなせるか心配。」
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今回は、出面の意味から出面管理の必要性や管理方法についてお伝えしてきました。
出面管理には労務管理や安全管理、そして新人教育にも重要な役割を果たす事がわかったかと思います。毎日記入し管理することなので出面管理をより効率よく作業できれば業務効率にもなりますしコストカットにも繋がることでしょう。
建設業界では深刻な人手不足によりDXの促進や早急な働き方改革が求められています。今いる人員で業務効率を図るにはシステムに頼ることも時代の流れとともに必要になってきているのではないでしょうか。
担当者の負担や現場の効率化のために ”現場の基本中の基本” である出面管理をシステム化し、他社よりも一歩先に進んでみてはいかがでしょうか?